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まつりぬしの原点(アーストラスト)

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まつりぬしの原点(アーストラスト)

緑山 守
アーストラストをテーマに語る / 2006

22.究極のしあわせ

わたしがよく人にたずねる質問を、あなたにもたずねてみたいと思います。それは、「あなた個人にとって、究極のしあわせとは何ですか。あなたの人生が今後、どのような状況になったら、喜びと満足感に満たされる究極のしあわせを得られると想像しますか。」ということです。モデルのようなルックスになることというような魔法のようなことは考えないで、現在の条件は変えずに将来像として考えてみてください。この質問に私が答えを用意しているわけではありません。純粋に好奇心でおたずねするのです。どうですか。きれいな奥さま、あるいは素敵な旦那さまと結婚し、かわいい子供たちに囲まれて、有名建築家がデザインしたような豪邸に住み、趣味の部屋をつくり、3台ほどある高級車を気分によって乗り換え、かつ、自分の仕事もやりがいがあって収入もよく、知名度があり、仕事を通じて人々から尊敬される。そんな状況ですか。それとも、海外を転々としながら、簡単だけど儲かるフリーの仕事で旅行気分を楽しむこと、ですか。それを否定しているのではありません。念を押したいことは、もしそれがあなたにとって究極のしあわせだとすれば、そういう状況になったら、あなたは完全に満足するのですね、ということです。ほかに何も望むことはないのですね。しかし豪邸を自慢できるのもたかだか友人10人ほどではないですか。その後はどうするのですか。ホームパーティーを毎週開くのですか。広いリビングでくつろぎながら、あなたは何をしたいのですか。大手広告デザイン会社で働く友人にこの質問をしてみると、彼はいろいろ思いをめぐらせましたが結局答えが見つかりませんでした。広告年鑑に顔写真入りで作品が掲載されることか?デザインの雑誌に気鋭のアートディレクターとして紹介されることか?と質問しても、彼はNOと言います。「そんなことはどうでもいい。」と言うのです。彼はよっぽどの変わり者なのでしょうか。また違う人物はこう答えました。「田舎の○○県に住んで、歴史の勉強をすることかなぁ。」歴史の好きな彼の究極のしあわせは、静かに歴史の勉強をすることなんですね。先日、ある盲目のギタリストのライブに行きました。そこでわたしは、ふと、この質問のことを考えました。彼の究極のしあわせは何でしょう。成功してハリウッドにどんなに広大な豪邸を持ったとしても、彼にはそれが見えないのです。お城のように広すぎる屋敷も彼には不要かもしれません。もしかすると、彼には、好きな音楽に没頭できる環境と、横で手を添えてくれる人がいることが究極のしあわせかもしれないのです。あなたの究極のしあわせは何ですか。