日本まつりぬし協会特別事業
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Archives of activity reports of Matsurinushi

活動する<まつりぬし>の記録

各地で活動している<まつりぬし>の
これまでの活動報告をまとめています

  • Vol.5

    〈まつりぬし〉のお別れ式
     光への送り(儀の完結)

    昨年の十一月上旬、東京都在住Nさんの、ご母堂様が、ご逝去されました。 ご縁ありて、私の元に『光への送りの儀』の、ご指名を賜りました。 大阪市の、閑静な住宅街に佇む高層マンションの一室が、ご母堂様の住まいです。

    お別れ式は、喪主(Nさん)により、大阪市内の家族葬向け祭場にて執り行いました。
    ご母堂様が眠る棺の上に、『命の書』を置き、光への送り並びにお別れ式が徐に執り行われます。
    参列の皆様に向け、故人(ご母堂様)の生前の華々しい経歴をご紹介します。
    そして、光への送りの儀を執り行うマツリヌシ(私し)の挨拶を、僭越ながらさせて頂き故人様への、いのりのみことばを捧げます。

    つぎに、はなむけのことばを捧げます。これは、故人様への、呼びかけのことばであり、送りの合図ともなるべきものを示す儀式です。
    続いて、一般的な儀礼に習い、弔辞、弔電、献花、焼香、参列者ひとりひとりのいのりもここでします。この度の儀礼では、ご焼香ではなく、生きたお花をたむけました。

    終わりのあいさつということで、精神学の基礎とも言うべく、最終知識の書物の中の、一節をお伝えいたしました。それは、神様世界でのお話ですが『役割を終えたものは、去るのが正しい』と言うことばを述べ、人もまた役割を終えた時、正しく生きた人は、正しい形でこの世を去られるのでございます。それで、私が見るところの故人様は、正にこの様に去られたのだと思います。と述べて締めくくりました。

    最後は、喪主様による、ごあいさつで、このお別れ式並びに『光りへの送り』を、終へるのですが、今一度、故人様との最後のお別れとして献花をたむけ、『命の書』『最終知識』入れて棺の蓋を閉じるのでした。
    その後は、ご遺族様と共に、火葬場に移動しました。
    火葬場でも、いのりのみことばを捧げました。

    『光りへの送り』その儀の完結という責務も担っていましたので、その日は終始緊張に次ぐ緊張の一日でありました。

    Vol.5
  • 墓じまいにも<まつりぬし>
    海洋散骨にも<まつりぬし>

    日本全国で、「墓じまい」が進んでいます。寺院の墓や公共の墓では、墓石をなくすと、そこに収められたご先祖のお骨をどこかで、きちんと供養する必要があります。
    私共〈まつりぬし〉では、ご遺骨を地球の生命の循環の輪に帰すべく、母なる海に委ねる「海洋散骨」を、「墓じまい」とセットでお請けしています。
    ご先祖様の霊的エネルギーのことが、わかる人もわからない人も、正しく「送る」ことを心がけたいはずですね。
    そんなときの相談先がこちらの、精神学協会認定の〈まつりぬし〉。